
武蔵 vs 明星学園
勢いづく明星学園はセットプレーで武蔵を押し込んでいく。33分、ロングボールから最後はDF22久澤渓翔がヘッド。続く34分、ロングボールに反応したFW23大胡凱斗がシュートを放つもブロックされ、CKに。キッカーMF16木村のクロスをFW13杉本が頭で流し、ゴールが決まり、1点差とした。さらに明星学園ベンチは2枚投入し攻撃に圧をかける。セットプレーで押すに押す明星学園だったが、武蔵の守備を崩しきれず、試合終了となった。
勝った武蔵のゲームキャプテンFW10道前は「いままでチャンスでさえも決められず負けた試合はありましたがきょうは決めきりました」と決して多くはないチャンスで見事に決めた。
一方、武蔵は後半15分過ぎから守備にまわり2失点したが、明星学園のチャンスの数と時間を考えれば、よく2点で抑えられたといえる。そこには今季の苦しい戦いの跡があった。T5(Bブロック)を戦う武蔵は2勝1分け6敗(※T5は1回戦総当たりの9試合)得点15・失点38 得失点差-23と守備が脆すぎた。それでも一発勝負の選手権となればまた別物。
DF3大石隆平は「T5でも押し込まれる試合があったので、いままで粘れなかったところが粘れました」と話せば、GK12中村拓誠は「背後にボールがくるたびに、自分が出るか、味方にクリアさせるかの判断があり危ないシーンはありました。それでもセンターバックがうまく弾いてくれました」とこれまでの反省を生かした。さらにFW10道前は「降格が決まってしまい、悪い流れのまま、迎えたきょうの試合。試合前アップから盛り上げて勝ちとれて良かったです」と意地を見せた。
その武蔵に敗れた明星学園の細井卓磨監督は「前半の入りで武蔵さんのほうが早く決めて、出鼻を挫かれました。武蔵さんは良いチームでしたし強かったです。T5であの順位にいるのが信じられない強さがありました。決めるところで決めるかどうか、その差でした。後半、こちらの流れを抑えられました」と称えたのが印象的だった。
ベスト16に進んだ武蔵、次の相手は同じT5リーグ所属の拓大一高だ。FW10道前は「この流れで勝ちたいです」と抱負を語り、10月17日のゲームに備える。
(文・写真=佐藤亮太)
▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
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