正則 vs 明星

 明星は1年生GK1早乙女丈一郎を中心にした守備陣の頑張りに支えられたが、攻撃では起点となる前線までボールは届かず不全状態に。この試合最初のCKは後半11分と相手陣内に入ることも難しかった。その明星の最大のチャンスはFKを獲得した後半29分のシーンだ。左サイド45度の位置。キッカーFW10石井が放ったFKは惜しくもバーを直撃した。「練習試合では時折、(直接FKを)決めていました」とFW10石井は「決め切りたかったですが、自分たちに勢いをつけられました」と振り返った。

 終始、劣勢に立たされながら明星はなぜ勝てたのか。

 「一番良かったのは走りきれた選手が多かった」とした土谷監督は「ひとつ上の代も粘って粘って最後はPKで勝つ試合がありました。そうした粘り強さと最後まで声を出し続けました」と要因を挙げれば、主将DF4上高原慶人は「前日のミーティングでPK戦までもつれる苦しい試合になるだろうと予想してました。ただ体感としてそれ以上に感じ、実際、うまくいかないことが多くありました。それでもしっかり走って声を出せ、なんとか勝ちきれました」と語った。

【次のページ】 1回戦 正則 vs 明星(3)

▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選