躍進を続けた東大和南イレブン
追加点を狙う駒澤大学高等学校は18分にDF佐藤のインターセプトからMF小池→FW影山と繋ぎシュートまで持ち込むがゴールならず。都立東大和南は21分にファーストシュートを放ちチームにリズムを作る。28分に高い位置から奪った都立東大和南は平塚がDFラインをドリブルで突破すると中央へクロスを送る。しかし惜しくも味方に合わず同点とならず。駒澤大学高等学校はベンチからの指示で何度となくポジションチェンジを繰り返す。時にはCBがFWにポジションを変え変幻自在に攻め立てる。そして迎えた29分、右サイドからのMF小池のクロスを菊地が巧みな落としでFW影山へ。ゴールフリーになったFW影山が難なく沈め追加点を奪取。前半は2-0で駒澤大学高等学校がリードで折り返す。
後半開始からも駒澤大学高等学校はポジションチェンジを繰り返しながら主導権を握る。15分、ポジションチェンジで前線に入っていたDF西田がPA内でのボールキープからMF米田がボールを拾い右足を振り抜き逆サイドのゴールネットを揺らし追加点。23分にもMF米田が得点しこの試合ハットトリック達成。
都立東大和南の攻撃はFW平塚が孤軍奮闘するも相手DF陣を1人で崩すには至らず得点を奪えぬまま試合終了のホイッスル。躍進を続けてきた都立東大和南だったが夏の全国出場まではあと一歩及ばず。昨年度選手権全国8強、そして今年度の関東大会を制した駒澤大学高等学校が夏の全国出場に王手を懸けた。
(文・写真 佐々木竜太)