後半に入り、さすがに膝に手をつく場面が増えてきた第一商。7分に追加点を奪われると、後半20分過ぎには得点の危機に相手をひっかけてしまったGKが一発レッドで退場となり、8人になってしまう。だが代わりにGKに入った選手も再三好プレーを見せて耐え、観客を驚かせる。東京電機大高がようやく追加点を入れられたのは、後半も35分を過ぎたあたりだった。

 東京電機大高はGKからのよく通る声での指示があるものの、人数が多いせいかなかなか守備への意識が高くなりにくい。第一商もその隙を見て攻め上がるもののやはり人数が少なく、サイドへ追い込まれると中央に走りこむ選手がいない状況。なんとか一矢を報いようと必死でフィールドを駆けるが、得点まで結びつけることはできなかった。

 結局、終了間際にも得点を決めた東京電機大高が6対0で勝利し2回戦へと駒を進めることとなった。

(文・写真 編集部)