ゴールを決めた久保建英(FC東京U-18)

FC東京U-18が久保らのゴールで習志野を下す

 8月10日 第4回和倉ユースU-18のベスト16の一戦として習志野FC東京U-18の試合が行われた。千葉の強豪校と高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグEAST市立船橋青森山田清水エスパルスユースらと戦う東京の名門ユースの注目カード。

 試合は立ち上がりから、両者が前から相手にプレッシャーを掛け合う展開となった。その為中々ゲームが落ち着かない。先制点を決めたのは習志野。前半14分、8番島田の華麗なスルーパスに反応した11番米田が鮮やかなループを決める。しかし、その僅か2分後、FC東京U-18も24番荒川が右サイドからのクロスを冷静に流し込み1-1の同点とする。同点に追い付いた後はFC東京U-18が主体的にゲームをコントロールするも、前半は1-1で折り返す。

 後半開始早々と共に、ハーフタイムに選手3人入れ替えたFC東京U-18習志野ゴールに迫っていく。DFリーダー海田を筆頭に習志野はゴールを守る。しかし、後半20分FC東京ユース41番久保が左サイドで勝負を仕掛ける。巧みなキックフェイントで足を持ち替えピンポイントクロスを2番坂口に送るとこれを坂口がしっかり決め、逆転に成功する。更にその1分後、FC東京ユース41番久保が相手の一瞬の隙を突き、追加点を決める。何とか1点を返したい習志野は50番愛澤が前線で活発的に動き、気持ちで引っ張るも、ここで試合終了のホイッスル。10番松岡や41番久保がゲームをコントロールしたFC東京ユースが3-1で勝利を収めた。試合を通し、19番吹野のサイドの駈け上がりは暑い中で非常に相手の脅威になっていた。この暑い中の連戦で力になれるか明日の戦いに注目だ。

(文・写真 石津大輝)