鹿島学園がスペースを作り、DFの好きをゴールを狙う。開始早々、2分には左サイドから中に入ったボールに反応した横田が先制点となるゴールを決める。その1分後には、相澤がDFを一人交わしてシュートを決める。全体のラインをあげ、攻める姿勢を見せる鹿島学園はその後もゴールを量産し、前半が終わってみると7-0の点差で試合を折り返した。後半に入っても鹿島学園の流れは変わらない。相澤を中心に流れるようなパスを回し、波崎柳川に流れを渡さない。スペースを詰めるように攻める波崎柳川はパスを回しタイミングを探す。57分、中央でパスを回し、DFを翻弄し、裏をついたラストパスに反応した上山が豪快にシュート。しかし鹿島学園は得意の左サイドから攻撃を続け、追加点を上げる。終わってみれば11-1の快勝で決勝トーナメントへ大きな1歩を踏み出した。
(文・写真 新井恵)