後半に入り50分、早稲田実業11番・中村大和がディフェンスを振り切りGKをかわして鮮やかなゴールを決める。前半から精力的に動き続けたのがついに実を結んだ。

 武蔵も徐々にボールが回り始めるが、早稲田実業の堅いディフェンスに阻まれボールの出しどころをつかみきれない。そうこうしている間に早稲田実業攻撃陣にボールを奪われてしまったり、苦し紛れのパスを出してしまったりという展開が続き、体力を奪われていく。

 そして試合終了間際の90分、早稲田実業8番・坂梨龍太が武蔵ディフェンス陣の穴を突きするりと抜け出し、ゴール。最後まで集中してチャンスを狙い続けた早稲田実業が3対0で武蔵を下し、リーグ3連勝を決めた。