後半は、サイドハーフに加えてダブルボランチのMF6番ホン・リジンとMF10番ムン・インジュを中心に様々な攻撃を展開する 東京朝鮮中高級学校が押し気味に試合を展開。しかし早大学院もDF5番キャプテンの北良祐を中心としたディフェンスでゴールを許さない。このまま試合終了かと思われた後半38分、東京朝鮮中高級学校のコーナーキック。ファーサイドで合わせるも早大学院ディフェンダーがたまらず後ろから押してしまいファールの判定。獲得したPKをFW9番キャプテンのハン・ヨンギが左へ流し込みゴール、土壇場で同点に追いつく。このまま後半を同点で終了し、試合は延長戦へ。 延長戦も東京朝鮮中高級学校が優勢に進めるが、なかなかゴールは生まれない。試合はこのまま延長戦でも決着がつかずPK戦へ。全選手が決めて迎えた、後攻の 東京朝鮮中高級学校3人目。真ん中やや左に蹴り込まれたシュートは早大学院ゴールキーパーが見事ストップ。一方、先行の早大学院は5人全員が決め、東京朝鮮中高級学校から大金星を挙げた。 1次トーナメントブロック決勝にコマを進めた早大学院は、5月27日に東海大菅生と対戦する。
(文・写真 甲斐雅人)