試合を通じて、両チーム共にディフェンスラインを高く設定できており非常にコンパクトなゾーンの中で試合は進んだが、ボールキープ率は東海大高輪台が優勢。GKを含めてDFラインとMF本多でビルドアップし、FW18前田のポストプレー、DFの裏への飛び出しを再三にわたり仕掛けるが、暁星高等学校の共通意識を持った高いディフェンスラインと最後の体を張ったプレーもありゴールを割ることがなかなか出来ない。

 一方、暁星高等学校が東海大高輪台ゴールに迫る場面も多々あった。前半に見せたFW8北本達拓のロングスロー、FW10利田からのサイドチェンジ。あと一歩というシーンはあったもののゴールまでは至らなかった。試合は前半40分、東海大高輪台が左サイドを崩しクロスをFW18前田が合わせゴール。結局このゴールが決勝点となり、1-0で東海大高輪台が勝利し準々決勝に駒を進めた。

(文・写真 村上和隆)