後半、流れが徐々に東海大高輪台へ傾き始める。ビッグチャンスは後半11分。中央のカウンターから10番MF本多翔太郎、8番MF志村貢令とつないで最後は20番FW塚原智也がシュートも、関東一1番GK北村海チディがファインセーブ。その後、膠着状態が続くが同36分、関東一10番FW篠原友哉が右サイドでドリブルを展開し、一度は東海大高輪台ディフェンダーに引っかかるも取り返し2人を抜き去る。マイナスに折り返したボールをシュートも東海大高輪台ディフェンスが気迫のスライディングでブロック。しかし、こぼれ球がファーサイドで待っていた20番FW池田健太の元へ転がり、豪快に左隅へ蹴り込み待望のゴール。関東一が1-0と大事な時間で先制に成功。残り時間必死に攻める東海大高輪台だったが無常にも終了の笛。
関東大会東京都第1代表の関東一が、全国の舞台へ王手を掛けた。勝った関東一は6月24日に國學院久我山との大一番に挑む。
(文・写真 甲斐雅人)