Eグループ2回戦 日大豊山 vs 東京実業

　　後半に入ると、試合は激しさを増す。ボディコンタクトの増加と共にファールも多発。互いの意地がぶつかり合う展開の中、より攻勢を強めたのは東京実業。47分、右サイドを駆け上がったMF佐原優浩のグランダークロスにMF萩原陸がトラップから振り向きざまに狙うなどシュートチャンスが目立つ。

　すると迎えた72分、待ちに待った先制ゴール。右サイドを押し込んだ東京実業、MF森良太がアーリークロスを供給すると、ファーサイドで合わせたのMF安藤雄祐。頭で冷静にネットを揺らしゴール奪取。さらにその2分後にもDF牧山龍太に追加点が生まれ、東京実業が2点のリードを奪うことに成功した。

　諦めない日大豊山も最後の力を振り絞って反撃。キャプテンを務めるDF小久保勇佑が最終ラインからチームを鼓舞し続けると失点から間もなくの76分、右サイドからDF宮田潤がファーサイドネットに突き刺さるシュートを叩き込んで1点差に詰め寄るも時すでに遅し。僅かに及ばず2回戦敗退となった。

　2対1、MF安藤雄祐、DF牧山龍太のゴールで東京実業が競り勝ち2回戦突破。実践学園とのグループ決勝へと駒を進める結果となった。

（取材・文＝金子　侑史）