開始と共に両者激しくぶつかり合う。降りしきる雨の中、ボールが所々止まるような状況であったが、両者共それをものともしない。先にチャンスを作ったのは関東一。前半17分、10番篠原が左サイドでチャンスを作り、11番貝瀬へパス。貝瀬はシュートを放つもGK磐井に弾かれゴールならず。

 対する都立東大和南も見せ場を作る。前半20分、6番植田がパスを受けると反転して14番世継にスルーパスをだすが、DFにクリアされる。更に同25分、都立東大和南は17番小山が無回転ミドルを放つもGK北村が一度はこぼすも、すぎさま起きあがりボールをキャッチ。同32分、今度は関東一が絶好のチャンスを生み出す。7番小関がゴール前で左足を振り抜き、強烈なシュートを放つもGK磐井のスーパーセーブにあい、ゴールならず。

 関東一は全てを高いレベルでこなす10番篠原、ポストプレーやサイドに流れて勝負も出来る9番村井に加え、サイドを駆け上がる7番小関と豊富な攻撃陣を揃える。更に4番小野、3番関口は危険を察知し、相手の攻撃を摘んでいく。都立東大和南は快足を活かした19番瀬沼、14番世継、そこに6番植田、8番池谷が後ろから攻撃に絡み色を加える。シンプルに裏を狙うか、サイドで受けた19番瀬沼、14番世継を6番植田、8番池谷が追い越し、躍動感のある攻撃を見せる。両者、互角の戦いを見せ、このまま前半が終了する。

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