後半も手を緩めない桐蔭学園は後半開始直後の3分、6番MF金子大樹のフリーキックを12番DF吉田剛が頭で合わせて追加点、4-0。同12分、11番MF平田一真が前で潰れながら落とし、20番FW瀬賀凛太郎がダメ押しのゴール。一矢を報いたい湘南学院は同17分、スルーパスに抜け出した9番FW飯野智也がシュートもGKの足に当てノーゴール。そして迎えた同37分、湘南学院ゴールキックをヘディングで競ったこぼれ球が桐蔭学園ディフェンスラインの裏へ転がり、走り勝った9番FW飯野智也が抜け出しサイドネットへ流し込み1-5とする。終盤攻勢に出た湘南学院だったが、4点のビハインドを跳ね除けることは出来ず、試合は終了。勝った桐蔭学園は14年ぶりに決勝の舞台へ。12月3日、選手権最後の椅子を賭けて3連覇を狙う桐光学園と対戦する。

( 文・写真 甲斐雅人 )