後半に入り、聖望学園はFC東京U-15むさしから加入した1年生の15番塚田悠太郎を投入する。右サイドは塚田悠太郎、左サイドは竹間亮太が攻撃の機転になり飯能南ゴールを狙う。後半8分 左サイドで竹間亮太がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。竹間亮太がPKを蹴るも、GKの藏品光輝が、ビッグセーブ。これで流れが変わるかと思われたが、同10分に聖望学園が中盤でボールをキープし、スルーパス。抜け出した竹間亮太が冷静に右隅へ流し込みゴール。直後の同13分には右サイドの塚田悠太郎がオーバーラップした8番糟谷雄介へ絶妙なパスから、糟谷雄介がゴールキーパーの位置をよく見て、ループシュートでゴールを決め3点目を奪取。さらに、同20分には、DFからのロングパスに抜け出した塚田悠太郎がGKと1対1になり、ゴールを決めてリードを4点に広げる。攻撃の手を緩めない聖望学園は同30分には、左サイドでボールを受けた竹間亮太がカットインから右隅へ強烈なシュートを決めて5-0になり、試合終了。

 初の選手権出場を狙う聖望学園。続く3回戦では、S1リーグ2位ながら同リーグ無敗で昌平と首位を争う西武台とベスト8進出をかけて戦う。格上の西武台相手に、聖望学園はどのようなサッカーをみせるのか。注目の一戦は10月28日(10時30分キックオフ)に西武台高校で行われる。

(文・古部亮 / 写真・金澤涼雅)