後半立ち上がりから西武台が反撃に出る。後半1分、西武台は11番MF山口賢人が右サイドをドリブルで切り裂き、そのまま運ぶと弾丸シュートを左隅に突き刺す。早い時間に西武台が得点し試合を振り出しに戻す。その後は膠着した時間が続くが終盤、互いに疲れが見え始めるなかシュートチャンスも徐々に増え出す。若干西武台がチャンスの数では上回るもののゴールは奪えず、1-1のまま延長線へ突入。

 20分の延長戦を戦い切るもスコアは動かず、試合はPK線へ突入する。先攻は西武台、後攻は武南。互いに決めて挑んだ3人目、西武台は大きく上へ外すが武南も上へ外し2-2同点。西武台4人目が外すも武南はきっちり決めて武南が3-2とする。西武台5人目は途中出場の武南1番GK須賀貴大がブロックし試合は終了。武南が激闘を制し、決勝の座を掛け昌平と12日の準決勝で対戦する。

( 文・写真 甲斐雅人)