インターハイは6日、ベスト4が決定し、7日に決勝を賭けて、準決勝2試合が予定されている。高校サッカードットコムでは、両試合「東福岡(福岡)対青森山田(青森)」「大津(熊本)対前橋育英(群馬)」の展望を配信。

■東福岡(福岡)対青森山田(青森)
 全国の舞台で圧倒的な攻撃力をいかんなく発揮しベスト4進出を決めた“西の横綱”と無類の勝負強さを見せつけている“東北の雄”が決勝進出を賭けた一戦で対峙する。名門対決として注目を浴びた1回戦の対作陽戦で6ゴールを奪う最高のスタートをきった東福岡はここまで4試合で19ゴールと、打ち勝ってきた印象。そんな中注目は現在7ゴール、得点ランキングトップを走る木藤舜介。九州勢対決となった準決勝、鹿児島実業戦では決勝点を含む2ゴールを挙げる活躍でチームを決勝に導いた。97年以来2度目の全国制覇へチームの状態は整っている。

 対照的な勝ち上がりは青森山田。2、3回戦ではPK戦までもつれ込む接戦を制してここまで辿り着いた。注目は何と言っても2度のPK戦で勝利の立役者となった1年生守護神廣末陸。全4試合で2失点と、堅守を誇るチームを最後方から支えている。準決勝でも広島皆実をシャットアウト。強力な攻撃陣を誇る東福岡を抑え込み05年以来の優勝へ前進したいところ。決勝進出を決めるのは攻の東福岡か守の青森山田か。7日、韮崎中央公園芝生広場で10時のキックオフを予定している。

■大津(熊本)対前橋育英(群馬)
 大津を牽引するのは共にここまで5ゴールを決め得点ランキング2位につけるMFの2人。トップ下の葛谷将平と左MFの坂元大希。迎えた準決勝の長崎海星戦でも葛谷将平が1ゴール、坂元大希が2ゴールと結果を残し、チームの大勝に貢献した。ベスト4入りは09年、10年に続き3度目。次なる目標は過去2回とも阻まれてきた悲願の決勝のピッチ。4-5-1の基本フォーメーションから繰り出すパスサッカーを武器に大津が“三度目の正直”に挑む。

 対するは09年以来の優勝へ突き進む前橋育英。ここまで4ゴールの渡邊凌磨、キャプテンマークを巻く鈴木徳真らJのスカウトも注目のタレントを中心に前評判通りの勝ち上がりを見せてきた。準々決勝では星稜相手に2対1で競り勝ちベスト4進出。黒と黄色の縦縞を身にまとう“タイガー軍団”が決勝進出を賭けた一戦で牙を剥くか。7日、韮崎中央公園陸上競技場で10時キックオフ予定。

 高校総体(インターハイ)サッカーもいよいよ佳境へ。決勝戦の舞台に立つのはどの高校か。日本一を賭けた、夏の熱い戦いもあと2試合!

高校サッカー総体のレポート日程、特集コラムは以下より。

▽総体2014年観戦レポート
高校総体2014年観戦レポート
▽日程結果
平成26年度全国高校総体サッカー日程結果
▽総体2014年特集
高校総体2014年特集コラム

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