全国高校サッカーインターハイはいよいよラウンド8の戦いへ。4強を懸けた準々決勝を展望する。

【広島皆実(広島)vs関東一(東京)】

 史上初の8強入りに歓喜した関東一が更なる歴史を塗り替えるべく準々決勝に登場。99年度王者、2年連続13回目の全国を戦う広島皆実と対峙する。

 羽黒(山形)、清水桜が丘(静岡)、大津(熊本)とここまで名立たる面々を敗退に追い込んできた関東一。持ち前のスピード感溢れるパスサッカーで次々と相手を翻弄し、内容の伴った勝利を積み重ねてきた。3試合4失点の守備はやや改善の余地を含むが、一方で今大会10得点を挙げる攻撃陣には調子の維持と、迎える準々決勝での大暴れを期待したい。3回戦大津戦でハットトリックを達成したMF鈴木隼平や、3試合連続ゴール中のFW岡崎仁太朗らが浮沈を左右する存在となるだろう。

 一方、シード校として2回戦から登場した広島皆実。PK戦の末勝利し、事なきを得たものの2点リードから追いつかれた2回戦徳島市立(徳島)戦の守備面を修正し、3回戦旭川実(北海道)では完封勝利。途中出場となったMF片岡永典の先制点を殊勲の決勝点に結びつけた。迎えるは前回大会青森山田を相手に0対1で敗れ、苦杯を舐めた準々決勝。関東一相手に混戦は必至だが、調子が上向く守備を基盤になんとか勝利を掴み取りたい。

▽関東一チームデータ
“混戦の東京を制した関東一(東京①)、2度目の全国に躍進の可能性秘める!

▽広島皆実チームデータ
99年以来の日本一へ、広島皆実(広島)は2回戦から登場!

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