12月30日に開幕を迎える第94回全国高校サッカー選手権大会。高校サッカードットコムでは地域ごとに注目校を紹介!第3弾は【東海・北信越編】!

 過去2大会連続で優勝旗を掲げている北陸からは注目の2校が登場。まずは昨季悲願の初優勝、今大会は01年の国見(長崎)以来となる15年ぶりの連覇を目指す星稜(石川)。県予選を4年連続で勝ち抜き、24回目の全国出場を決めた。今チームは、県予選4試合無失点と例年同様の安定した堅守が光る一方で攻撃力も見逃せない。右MFとしてサイド攻撃の中枢を担うMF阿部雅志は今大会主役候補の一人に挙げられる。U-17日本代表にも名を連ねるスピードスターは1年時からメンバーに名を連ねるなど全国経験も豊富。MF片山浩、FW村中龍仁らとともに攻撃を牽引すると同時に、主将としてチームをまとめ上げる手腕にも大いに注目したい。

 続いては2年前の選手権覇者、富山第一(富山)。“最後の国立”で頂点を極めた富山県チャンピオンは今大会に王座奪還を期す。全国出場を逃した昨季に引き続き今夏もインターハイ出場を逃すなど結果の伴わない時期が続いたが、それでもプリンスリーグ北信越では上位争いを繰り広げるまでに成長を遂げた。満を持して迎えた県予選は圧倒的な強さで制して努力が結実。確かな手応えと大きな期待を胸に全国へと挑戦する。

 サッカー王国復権への期待が高まる静岡からは藤枝東(静岡)が2年ぶりの全国へ。今季3冠を狙った清水桜が丘との県予選決勝では、FW山田盛央の3試合連続ゴールで先制すると虎の子の一点を守り切る形で戴冠。予選全6試合を無失点に抑え込んだ鉄壁の守備陣が王座奪還の立役者として存在感を放った。チームはこれまで、今年4月に監督就任の運びとなった元U-17日本代表DFで同校OBの小林公平監督のもと、伝統的なパスサッカーに守備の要素をプラスしてチーム力の底上げを図ってきた。1970年以来となる日本一へ、藤枝東香芝(奈良)との初戦に登場する。

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2015年 第94回全国高校サッカー選手権