写真:選手権都大会Bブロック決勝より

 東京勢として実に17年ぶり、栄えある4強入りの朗報をもたらした國學院久我山は3年連続7回目の全国選手権において躍進を続けている。

 都大会決勝と同じ11人のスタメンが並んだ初戦では昨夏全国総体8強の広島皆実(広島)に1対0で勝利。前半15分に挙げたFW内桶峻の先制ゴールを最後まで守り切り初戦突破。2回戦では明秀学園日立(茨城)をPK戦の末破ると、続く3回戦では神戸弘陵(兵庫)に競り勝ち、前回大会涙を飲んだ16強の壁を突破した。そして迎えた準々決勝、前橋育英(群馬)戦。08年度大会と同じこの4強懸けのピッチで“上州の虎”を迎え撃った國學院久我山は内桶の決勝点で見事勝利。今大会2度目のクリーンシートで強敵を退けることに成功した。

 堂々たる戦いぶりが光る東京王者の快進撃はどこまで続くのか。ここまで2ゴールを挙げるFW澁谷雅也や内桶らの活躍が目立つ攻撃面は都大会時よりも確実に鋭さを増し、標榜する華麗なサッカーを披露する。また攻撃面に負けず劣らず守備面の評価も高い。GK平田周、DF野村京平らの奮闘には目を見張るものがある。ただ一つ、初優勝へ向け懸念材料があるとすれば得点直後に喫している失点について。2回戦の明秀学園日立戦ではDF山本研のゴールでリードを広げた直後、3回戦の神戸弘陵戦ではFW小林和樹の先制点からわずか2分後と、いずれもゴール奪取後早々に失点を許しており修正が必要となるだろう。これまで4試合連続で先行逃げ切りの形を見せてきた國學院久我山にとって、主導権を握り続けるためにも前述した不安点の改善はポイントとなりそうだ。

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