写真:選手権千葉県大会決勝より

 高校サッカードットコムでは全国津々浦々、強豪校の2015年シーズンを振り返る!今回は苦しいシーズンを経て2016年シーズンに飛躍を期す名門・流通経済大柏(千葉)をピックアップ。

【 流通経済大柏(千葉)・苦しい1年を経て逆襲の新シーズンへ臨む!】

 ユニフォームの左胸には全国制覇の数を表す4つの星が輝く。選手権、高円宮杯全日本ユースの2冠に輝いた2007年を皮切りに、2008年の総体初制覇、2013年のプレミアリーグチャンピオンシップ初制覇と目覚ましい実績を収め続ける名門・流通経済大柏の2015年シーズンは決して納得いくものではなかった。

 前年度の選手権4強を経て迎えた2015年、2年ぶりに出場し優勝が期待された総体では2回戦止まり。プレミアリーグEASTでは辛うじて残留を勝ち取ったものの、選手権に至っては、県大会決勝で最大のライバル・市立船橋に0対3の完敗を喫しシーズンを終えた。

 リベンジを期す2016年シーズン、1月に行われた通称“裏選手権”こと新春高校サッカー強化研修大会では東山(京都)、山梨学院高等学校(山梨)、静岡学園(静岡)らを退けて優勝。幸先良いスタートを飾っただけに、今チームに懸かる期待は大きい。全国屈指の名門が本田裕一郎監督のもと、逆襲のシーズンへ挑む。

▽2015年主なシーズン戦績
リーグ戦:プレミアリーグEAST7位
総体:全国大会2回戦敗退
選手権:千葉県大会準優勝

▽2015年ピックアッププレーヤー
【MF菅原俊平】
 名門の主将としてフル回転。気合のこもったプレーに加え、抜群のリーダーシップを発揮しチームを牽引。プレミアリーグEASTにてチームトップの6ゴールを挙げたFW兼田晏音睦、守備の柱を担ったDF本村武揚らとともにチームを支えた。 

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流通経済大柏