青森山田・GK廣末陸

 7月27日に開幕を迎える平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技。東北地区からは青森山田(青森)、盛岡商(岩手)、仙台育英(宮城)、秋田商(秋田)、山形中央(山形)、尚志(福島)が各県の予選を勝ち抜き全国総体への出場を決めた。

 17連覇を成し遂げた高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグEAST所属青森山田が今夏も全国総体の舞台に立つ。青森予選決勝では前回大会準優勝校で昨年度の選手権予選準優勝の八戸学院光星と激突し、前半にMF高橋壱晟のゴールで先制点を奪った青森山田が後半にもFW鳴海彰人らのゴールで3点を追加し八戸学院光星を4-0で退け17年連続20回目となる全国総体出場を決めた。全国への勝負を挑み続けるU-19日本代表GK廣末陸擁とジェフユナイテッド千葉加入内定のMF高橋壱晟とする“東北の雄”が目指すは05年以来の日本一。迎える本大会初戦では中京大中京(愛知2)と対戦する。

 昨年度の選手権予選準決勝で敗れた盛岡中央と決勝で激突した盛岡商はFW伊藤隆人らのゴールで3-2で勝利し3年連続で岩手を制し、全国への切符を掴んだ。その盛岡商は本大会初戦で慶應義塾(神奈川2)と初戦を戦う。

 宮城予選は仙台育英が2年ぶり17回目の全国総体出場。前回大会優勝校の東北との決勝では後半終了間際にFW稲本光輝らのゴールで2点を奪い、劇的な勝利で王者に輝いた。7月27日の1回戦では日本航空(山梨)と激突する。

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