千葉の市立船橋が歴代最多優勝

 7月27日に広島県で開幕する平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会。今年も全国の代表校が夏の高校日本一のを懸けて熱戦を繰り広げる。各都道府県予選を制した強豪校が集う本大会。果たして今年の夏を制するのはどの高校になるのか?大会まで1ヵ月を切った全国総体に備え、歴代優勝、準優勝回数ランキングを紹介。

歴代最多は今夏も出場する前回大会準優勝の市立船橋

 歴代優勝回数ランキング堂々のトップは通算8回を数える市立船橋(千葉)。記念すべき初優勝は遡ること1987年の北海道で行われた全国総体。参加校増加に伴いこの年から2枠の出場権を得た千葉から、八千代松陰と共に出場した市立船橋は初出場ながら怒涛の快進撃。決勝戦では前年の優勝校国見(長崎)を2-1で下し、初の戴冠。これが市立船橋栄光の歴史のスタートとなった。

 直近での優勝は決勝戦が千葉ダービーとなった2013年。石田雅俊(京都サンガF.C.)らのゴールで流通経済大柏(千葉)に競り勝った市立船橋は8度目の優勝を飾っている。そして、前回大会は決勝(レポート)ではPK戦の末に東福岡(福岡)に敗れあと一歩のところで9回目の全国制覇を逃した。

 続いてランキング2位は5回優勝の国見(長崎)。言わずと知れた高校サッカー界の名将、小嶺忠敏氏(現・長崎総科大附)が率い、1986年の初優勝を皮切りに全国トップクラスの実績を並べる。高校3冠を成し遂げた2000年の大会では大久保嘉人(川崎フロンターレ)が得点王を獲得する活躍を見せ、通算3回目の日本一。また、平山相太(FC東京)がエースとして君臨した2003年大会、さらに翌2004年の大会でも強さを見せつけ連覇を達成している。

 また、史上初となる大会3連覇を狙う王者・東福岡(福岡)は3度の優勝を誇り歴代5位タイに位置している。昨年度夏制覇の東福岡が広島の地で狙うは3年連続4度目の優勝。

-歴代優勝回数ランキング-
1位:8回
市立船橋(千葉)1988,1998,2001,2007,2008,2010,2013
2位:5回
国見(長崎)1986,1993,2000,2003,2004
3位:4回
清水商(静岡)1989,1990,1994,1996
清水東(静岡)1972,1980,1981,1991
5位:3回
帝京(東京)1976,1982,2002
東福岡(福岡)1997,2014,2015
6位:2回
藤枝東(静岡)1966,1971
浜名(静岡)1970,1974
四日市中央工(三重)1983,1984

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