元日本代表で現在は京都サンガF.CでプレーするDF田中マルクス闘莉王選手。今シーズンはDFながら12ゴールをマークし、J2の得点ランキング(8月6日時点)で現在4位につけています。後編では、高校時代の練習についてお伺いしました。
――得意のヘディングはどうやって練習をされていたのですか?
当てることは誰よりもうまかったんですが、自分の飛んでほしい方向にボールを打つことが出来んかったんですよ。ヘディングの技術はなかったですね。ヘディングの技術はタイミングが良ければいいってことではなくて、どう枠内に飛ばしていくかってことなので、その部分を繰り返し繰り返し練習をしていましたね。
私の理想は叩くことなのですが、高校3年生までにはなんとか枠内にもっていくことは出来ましたけど、叩けるようになったのはプロになってからですかね。先にジャンプをしたりとか、タイミングを計って相手が飛ばないところで待っていたりしていました。それはそれは、色々とヘディングに関してはトライしましたね。高校3年生になったころにはもう競り合う相手はキーパーだけになっていました(笑)キーパーは手、私は頭といった感じで。