岩政大樹(左)、佐々木竜太(右)
04年に鹿島へ入団したDF岩政大樹。そこでは多くのタイトルを獲得し、日本代表としても8試合に出場した。10年の南アフリカワールドカップでは出場機会こそなかったが、チームを影から支えてベスト16進出に大きく貢献。その後は14年にはタイでプレーし、昨季までの2年間は岡山で自らの経験を元に若いチームを牽引した。そして、今年からは関東リーグ1部の東京ユナイテッドFCに加入。その一方で東京大学運動会ア式蹴球部のコーチや解説者なども務め、35歳になった今も精力的に活動を続けている。
プレーヤーとして、指導者として、解説者として、様々な場で顔を見せる元日本代表CB。そんな彼が一冊の書籍を出版した。その名も「PITCH LEVEL 例えば攻撃がうまくいかないとき改善する方法(KKベストセラーズ)」。ピッチへ立った者にしか分からない視点から、サッカーを論理的に解説し、サッカーという競技を一から紐解いたモノである。 ただ、そんな彼にもサッカーへ情熱を傾けた高校時代があった。鹿島学園高を経て、06年から鹿島で共にプレーをした本媒体編集長・佐々木竜太と共にその青春時代を振り返る。高校時代はどういう生活を送くべきで、何をするべきなのか。2人の対談にはプロを目指す選手だけではなく、普通の高校生に対しても多くのヒントが隠されているはずだ。【第1回】では、まずは鹿島での出会いを語ってもらった。