岩政大樹(左)、佐々木竜太(右)
元日本代表CB・岩政大樹。プレーヤーとして、指導者として、解説者として、様々な場で顔を見せる岩政が一冊の書籍を出版した。その名も「PITCH LEVEL 例えば攻撃がうまくいかないとき改善する方法(KKベストセラーズ)」。共に鹿島でプレーした本媒体編集長・佐々木竜太と共にその青春時代を振り返る。
―高校時代にしておくことは何でしょうか?
岩:考える習慣を身につけることだと思います。今の子たちはあまり原因を探らない傾向があるような気がします。ひたむきとか、がむしゃらとかは綺麗に見えますけど、そういう風に言われると思考を止めて、これを頑張ろう、やることを決めてやろうとなって、原因を考える所に行き着かないと思うんですよ。サッカーには答えがないので、自分で少しでも良い判断をするため、何を見て、何を考えるかを毎日の練習でやっていって欲しいですね。それが将来の自分にとって大事なことになるはずです。