岩政大樹(左)、佐々木竜太(右)

 共に鹿島でプレーした岩政大樹と佐々木竜太による対談の最終回。プレーヤーとして、指導者として、解説者として、様々な場で顔を見せる岩政は「PITCH LEVEL 例えば攻撃がうまくいかないとき改善する方法(KKベストセラーズ)」を出版した。一方、佐々木竜太は本媒体の編集長を務める。最終回では高校時代の「勉強」について語ってもらった。

―高校生は勉強もしなければなりません。お二人は勉強についてどのようにお考えでしたか?
佐:そこはやるかやらないかがわかれるとことですね。ただ、みんな、やらないといけないと思っていましたし、やらなくていいと思っている人間はいませんでしたね。取材を通じていろいろな高校の生徒達と接する機会があるのですが、そういった気持ちは今の高校生も全く同じですね。学生時代の勉強に取り組む姿勢というのは社会人になって働き出してからの考えや姿勢にもいきていくので、大変でしょうが是非両立して充実した高校生活を送ってもらいたいですね。

―岩政さんはいかがですか?
岩:どこのレベルでサッカーと勉強の両立をさせるかだと思います。東大、京大を目指しながら、プロになるための練習をするというのは難しいですが、ある程度のレベルであれば出来ないはずはありません。学校で6時間も授業が用意されているので、少なくとも授業だけを集中していれば、勉強を回せないはずはないんです。24時間の間に6時間は勉強して下さいという時間が勝手に用意されてるので、出来るか、出来ないかは自分の問題なんですよね。強いて言うなら出来る、出来ないではなく、やるか、やらないかですね。僕から言えるのは、やったほうが得だと言うことです。僕は勉強が好きではなかったのですが、やらないといけないのを分かっていましたし、それを放棄したくなかったからやりました。その感覚を持つことが大事だと思います。

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