(写真=矢島公彦)
1月13日、第98回全国高校サッカー選手権大会決勝が埼玉スタジアム2○○2で開催され、静岡学園(静岡)が青森山田(青森)を3-2で下し24年ぶりの全国制覇を達成した。
2000、01年度の国見(長崎)以来の大会連覇、そして高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグとの2冠を狙う浦和レッズ加入内定のMF武田英寿と横浜FC加入内定のMF古宿理久、1年生MF松木玖生ら擁する青森山田(青森)は4戦15得点4失点での勝ち上がり。対する鹿児島実(鹿児島)と優勝を分け合った1995年度以来、24大会ぶり2度目の頂点を狙う鹿島アントラーズ加入内定のMF松村優太擁する静岡学園は5戦16得点無失点での決勝進出。
試合は青森山田が序盤から主導権を握る。11分にセットプレーからDF藤原優大がゴールを挙げると、33分にはMF武田英寿がPKを獲得。これを自ら決めリードを2点に広げる。2点のビハインドとなった静岡学園は前半アディショナルタイムにゴール前の混戦からDF中谷颯辰が押し込み、1点差とし前半を折り返す。同点に追いつきたい静岡学園は61分に今大会初スタメンのFW加納大が左足で決め試合を振り出しに戻すと、勢いそのままに85分にはセットプレーからDF中谷がヘディングシュートを決め逆転に成功。結局この1点が決勝点となり、静岡学園が3-2で勝利し24大会ぶりとなる優勝を決めた。
▽第98回全国高校サッカー選手権
第98回全国高校サッカー選手権