市立船橋・波多秀吾監督

 10月30日、第100回全国高校サッカー選手権千葉予選の決勝トーナメント準々決勝、習志野市立船橋の一戦が行われた。試合は市立船橋が後半立ち上がりにPKで奪った1点を守り切り習志野を下した。

 完封勝利で準決勝進出を決めた市立船橋・波多秀吾監督はゲーム後、「今日の試合は結果、とにかく結果にこだわってやろうと。内容的にはすごく難しくなるから、どんな形であろうと1点を取って次の試合に進もうと選手たちには伝えていた」と話した。

 習志野はインハイ予選で敗れた相手だったが「選手たち自身がそれを十分理解していたのと、変に力が入ってしまうのも良くない」と考え、あえてインハイの話はそれほどしなかったという。

 スコアレスで折り返したハーフタイムでは「慌てずに点を取りに行こうと。後半40分、延長も含めれば60分あるので、そこで1点取れば大丈夫。後ろは失点せずにしっかり守って、前は残りの時間で1点取ろう」という指示を出した。

 タイムアップの瞬間については「みんな足にもきていたので最後までよく集中力を保ってくれた。習志野さんは一人ひとりが上手く、力のあるチームなので、そういう厳しいゲームを勝ててホッとした」と選手たちをねぎらいつつ安堵した気持ちも吐露。

 次戦については「これまでやってきていることをそのまま表現したい。まだまだ伸び代のあるチームだと思っているので、球際や切り替え、運動量というのはこれまで以上に積み上げながらも、今日の勝利でさらに経験を積んだので、もうひとつレベルアップした戦いができるんじゃないかなと思っています」と意気込みを語っていた。

▽第100回全国高校サッカー選手権千葉予選
第100回全国高校サッカー選手権千葉予選