現在地を知る意味でもブラジル戦は貴重だった(写真=徳原隆元)

 ただし、「ミリタン選手もスピードが速いのは分かっていたので、それで自分のドリブルがどれだけ通用するか知りたかった。2本くらい止められているので、そういう実力だなと改めて分かったのは良かったです」とポジティブに消化している。

 世界最高峰のレベルを体感できたのは、本大会に向けて大きな糧になるはずだ。それこそがブラジル戦で最も得るべきものだったかもしれない。森保一監督も試合後に三笘について、期待を込めてこう言及している。

 「止められたシーンはありましたけど、1対1で相手を上回るところは見せてくれていました。それを経験できたことで、よりレベルが上がった相手に自信を持ってくれたと思うし、肌感覚でまたやらなけれいけないことが分かったと思う。またレベルアップしてくれると思っています」

 カタール・ワールドカップまで半年を切った――、三笘はさらに成長を加速させるはずだ。

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