帝京は保善に勝利して準々決勝へ進出(写真=多田哲平)

 もっとも、選手層の突き上げには手応えを感じている。保善戦では、MF山﨑湘太(2年)、MF山下凜(3年)というリーグ戦では出番が限られていた選手が先発した。また途中出場の選手が躍動。得点したFW二杉とMF山下悠人以外にも、MF砂押大翔(1年)、DF前濱就意(3年)、GK大橋藍(1年)が好パフォーマンスを見せた。

【マッチレポート】帝京 vs 保善

 「砂押、山下、二杉といった途中から入った選手たちは非常に良かった。彼らはこのレベルだと十分にできることを証明してくれた。砂押が入ってゲームが落ち着いた部分もあるし、前濱にしても大橋にしても良いアピールをしてくれた。そこは収穫」と日比監督は話す。

 さらに4月から怪我で離脱していたDF入江羚介(3年)が復帰後、公式戦初先発を飾り、インターハイで20人のメンバーに入っていなかったDF田畑勲(3年)が台頭してきているのも好材料だ。

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