清水桜が丘のGK高田翔と「権田」の刺繍が入ったスパイク(写真=多田哲平)

 清水桜が丘のGK高田翔(2年)は1年次の春から名門の正GKを任される逸材。長い手足を活かしたセービング、安定したハイボール処理、堂々たる佇まいにスケールの大きさを感じさせる。

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 そんな高田の公式戦用スパイクには「権田」の文字が刺繍されている。それは、誰あろう清水エスパルスの守護神、権田修一の名前である。

 「本当に憧れで、エスパルスの応援にも行っていて。権田選手を意識して、キーパーグローブも同じものを使っているし、タオルも権田選手のものを使っています。そのくらい大好きなんです」

 高田は、嬉々として語りながら自慢のキーパーグローブとエスパルスのタオルマフラーも見せてくれた。

 スパイクに「権田」の文字が入っている理由は、本人から譲り受けたからではなく、自ら入れたかららしい。

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▽第102回全国高校サッカー選手権静岡予選
第102回全国高校サッカー選手権静岡予選