青森山田・正木昌宣監督(写真=矢島公彦)

 第102回全国高校サッカー選手権の決勝が1月8日に行われ、青森山田(青森)が3-1で近江(滋賀)を下し大会を制した。

 黒田前監督(現FC町田ゼルビア監督)から引き継ぐ形で実質今シーズンから指揮をとった正木昌宣監督は、「本当に選手たちがこの大舞台でも緊張することなく、今まで積み上げてきたハードワークすること、良い守備から良い攻撃をすることを徹底してくれた。これが全てだと思っているくらい最後までやってくれたと思います。頑張ってくれた選手に感謝したい」と選手たちの戦いぶりを称えた。

 チームを引き継いでからのプレッシャーについて聞かれると「本当にとんでもない記録や結果を出してきた監督からチームを引き継いで、このような経験をしている人もあまりいないので誰に相談することはなかった。ただ、私も黒田監督と19年やって、その時も色々なプレッシャーをかけられていたので、それに比べれば逆に伸び伸びとできた(笑)。本当に皆さんが思っているようなプレッシャーは正直なくて、スムーズに引き継いでくれた黒田前監督に感謝したい」と明かした。

【次のページ】 青森山田・正木昌宣監督「監督になると勝手に涙は出るんだな」名将の涙を見た日から2年 (2)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権