大分を率いる小野正和監督

 第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタルの3日目が3月27日に開催され、新富町フットボールセンターで行われた決勝トーナメント準決勝で、大分(大分)が常翔学園(大阪)を2-0で破り決勝に駒を進めた。

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 予選から3勝1分の無敗で勝ち上がってきた大分は、午前中に行われた決勝トーナメント1回戦からスタメンを3人変更。その内の2人であるDF91秦碧空とMF100河野陽己が得点を挙げた。さらに2点目は後半頭から出場のW31松岡裕太がアシストを記録。

 「固定メンバーではなく、色んな選手を使いながら、底上げを目的に今回は来ているので、色んな選手が良いところを出してくれればチーム力の向上に繋がると思います」

 小野正和監督がそう話したように、この準決勝だけではなく、大会を通してチャンスをもらった選手が軒並み活躍している。

 「ポジションもあまり固定してないで、ひとつのポジションだけじゃなくて、2、3個はやって欲しいし、固定しないことで底上げに繋がればと思っています」この指揮官の指針が選手たちの活躍に繋がっているようだ。

 準決勝では攻撃の要ともいえるMF8清水和(新3年)が欠場しながらも、代わりに出た選手がその穴を埋め活躍。ポジション争いも熾烈で、チーム力の底上げも順調だ。

 あす行われる東京成徳大深谷(埼玉)との決勝戦もどんなメンバーで戦うのか。

 「疲れもたまっていると思いますけど、総体予選も3日連続ですし、その中で結果が出ればいいかなと思っていますので、優勝を目指して頑張ります」

 連戦もチーム力で乗り越える大分が、高校サッカードットコム杯制覇を狙う。

(文・写真=会田健司)

▽第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル
第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル