4月に開幕し全国で繰り広げられた「高円宮杯U-18サッカーリーグ」プリンスリーグ。

 先週末で全10ブロックの試合日程が終了し順位が確定している。今季も熱戦続きだった全10ブロックの熱戦模様を振り返る!

■東日本
・北の大地の決戦、北海道大谷室蘭の優勝で幕!
 全8チームで争われたプリンスリーグ北海道。最終節を残し、優勝の可能性が残されたのは首位北海道大谷室蘭と2位旭川実。両者の勝ち点差は僅かに1、最後の最後まで縺れ込んだ優勝争いを制したのは北海道大谷室蘭だった。10勝2敗2分け勝ち点32で昨年2位に終わった雪辱を果たし、北海道を代表する名門が頂点に立った。

・べガルダ仙台ユースが連覇達成!
 全10チームにより争われたプリンスリーグ東北は9月28日に最終節を迎え、べガルダ仙台ユースが優勝。開幕6連勝と最高のスタートをきった今季は16勝1敗1分け、勝ち点49を積み上げた。2位は尚志。最後までべガルダ仙台ユースとの優勝争いを演じた昨年度4位のチームはリーグ最多得点、最少失点を記録したものの第16節で喫した首位攻防直接対決での黒星が重くのしかかり僅かに及ばず。また、得点王に輝いたのは聖和学園の坂本和雅。昇格組ながら4位に躍進したチームで大車輪の活躍を見せた。

・大宮アルディージャユースが終盤の逆転劇で関東制覇!
 プリンスリーグ関東は大宮アルディージャユースが優勝。第17節の勝利で首位浮上を果たすと最終節で國學院久我山を下し頂点に立った。一方、中断前まで首位を快走しながらもまさかのV逸となったFC東京U-18は再開後の3試合を1分け2敗と苦しみ悔しい結果となった。関東2位として臨むプレミアリーグ参入戦にリベンジを期す。

アルビレックス新潟U-18が昨年の雪辱を果たす!
 昨年度覇者星稜を抑え、プリンスリーグ北信越の頂点に立ったのはアルビレックス新潟U-18。16勝1敗1分け勝ち点49、2位に終わった昨年のリベンジを見事に果たした。開幕戦こそスコアレスドローに終わったもののその後は破竹の16連勝。リーグ最少失点を誇る堅守で17節終了時点まで無敗をキープ。最終節を残しすでに優勝を決めていた。

・怒涛の追い上げを見せた清水桜が丘が熾烈な優勝争いを制す!
 新人戦静岡王者浜松開誠館が10勝2敗3分け、勝ち点33を獲得し首位、2位には2ポイント差でジュビロ磐田U-18がつける状況で中断を迎えたプリンスリーグ東海。再開後3連勝を決めた清水桜が丘が逆転優勝を果たした。初のプレミアリーグ昇格を狙う新鋭校として注目された浜松開誠館は終盤失速で初優勝はお預け。さらに2位からの首位奪還を狙ったジュビロ磐田U-18、選手権出場校静岡学園は惜しくも手が届かなかった。

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