15日、埼玉県高校サッカー新人戦の決勝が行われ、埼玉を代表する名門が激突。準決勝に引き続き、怒涛の4ゴールを奪った西武台がを浦和東を4対1で下して3年ぶり6度目となる優勝を飾った。

　2015年初タイトルを争った一戦は序盤から互いに相手の出方を覗うような慎重な立ち上がり。強風が吹き荒れる中、両チーム共に守備重視の傾向が見受けられスコアレスで前半を終える。しかし、後半に入ると一変、互いに積極的に攻撃を仕掛けると、試合は一気に動きを見せた。

　後半開始早々の2分に望月海渡の先制ゴールで試合の均衡を破った浦和東に対して、1点のビハインドを負った西武台もすぐさま反撃。CKで同点に追いつくと直後には橋本陸がこの日2発目となる逆転ゴール、さらには追加点と立て続けにゴールを奪い、終わってみれば4ゴールの圧勝。電光石火の攻撃で試合を決めた西武台が3年ぶりとなる埼玉新人戦王者に輝いた。

　一方の浦和東は準決勝で前回大会王者の昌平を下すなど、勝ち上がりを見せたが、惜しくも西武台の前に屈し2年ぶりの王座奪還とはならなかった。

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