高校時代は鹿島アントラーズユースに所属。その後、日本体育大学(サッカー部)に進学し、大学卒業後は東京都社会人サッカーリーグ1部のHBO東京でプレーをした経歴を持つ田中薫平選手。そして、現在は学生時代からの念願だった海外でのプロ契約の夢が叶い、南ヨーロッパの共和制国家のマルタ共和国における国内サッカーリーグの3部リーグで活躍しています。上のカテゴリーへのステップアップを目指し海外で戦う田中薫平選手にマルタに渡るまでの経緯や現状を伺いました。
―どのようにしてマルタでプレーする事になりましたか?
大学在学中(日本体育大学)から海外でサッカーをしたいと思っていました。当時、大学時代の先輩がHBO東京でプレーしていて、海外に行く選手のサポートをしていると聞いてHBO東京に入団しました。海外はヨーロッパにチャレンジしたいとい思いが強く、マルタリーグにちょうど1年前の2015年の夏に挑戦し、Zejtun Corinthians FC(マルタ3部リーグ)と契約しました。
―実際に1年間プレーされて、どうでしたか?
僕のカテゴリーは外人枠が1人しかない上に、すでにチームは他の外国人選手と契約していました。2番手として開幕を迎え、前半戦はなかなかチャンスがなかったんですけど、出た試合ではインパクトを残すことができ、そのおかげで後半戦はほとんどの試合に出場することができました。
試合に出場することで、助っ人外国人選手に対してのチームの期待と責任を感じました。そこで選手、スタッフから信頼されること、そしてなによりどんな状況でも試合に出続けることと、結果を出し続けることの重要性を感じた1年間でした。
サッカーのレベルとしてはチーム内でも選手での差が大きくありました。