高校時代は神奈川の名門・桐光学園高校に所属し第90回全国高校サッカー選手権に出場。大学時代は関東学院大学でプレー。その後、東京都社会人サッカーリーグ1部のHBO東京を経て2016シーズンラオスプレミアリーグ(1部)Lao Toyota FCに移籍した村田勝利選手。2016シーズンのラオスプレミアリーグでは、シーズン途中の加入後主力としてプレーし、リーグ2位に貢献。来季のAFCカッププレーオフからの出場を決めた。そしてその功績が認められ2017シーズンも契約を延長することとなった。そんな、海外で懸命にプレーする村田勝利選手にお話を伺った。

―まずは契約延長おめでとうございます。初めての海外でのプレー、特に東南アジアでのプレーでしたが、如何でしたか?
 ありがとうございます。初めての海外のプレーがハーフシーズンからの加入で、チームが出来上がってる中に入り込んでいくという事に関して最初は色々な難しさがありました。ローカルのプレイヤーに自分の実力を最初から示さないとパスも回ってこないので…(笑)
 自分が大学まで日本でプレーしていて求められていた事とは全く違う部分を求められたりしました。日本ではボランチでポジションも低い位置でのゲームメイクである程度評価されていましたが、ラオスでは個の能力でゴール奪ったりアシストしたりとゴールに直結するプレーを求められて、自分のなかで葛藤する部分がありました。でも、結果を出さないと切られてしまう環境で、自分のプレーの幅が広がったのは自分にとってプラスになったなと思います。

―チームに入団、契約更新にあたり様々な苦労があったと思いますが、結果に繋がった理由は何かありますか?
 特にこれといってこうしたから上手くいったという自覚はないですけど、先程も話した通り評価基準が全く今までと異なるので、そこを割りきって監督が求めるプレーをしてみました。例えば、いつもならパス出す所を強引に持ち込んでアシストしたり、自分のプレーの見せ方を変えたのがよかったのかなと思います。あとはやはりローカルプレイヤーでもボール回すのは出来るので、自分はよりゴールに繋がる高い位置でプレーしたりして点に絡むようにしたのが大きいと思います。アピールの仕方が大事なのを実感しました。

【次のページ】 村田選手の来季への意気込み