試合はロングボールを蹴る金光大阪に対しDFの裏を狙い圧力をかける阪南大高の構図で始まる。3分、阪南大高にファーストチャンス。右CKがファーに流れたところを4番DF北村隼が左足でGKとDFの間に低いボールを通し9番FW篠畑純也が飛び込むもあと一歩届かず。その後は阪南大高がペースを握ると11分、中央やや右よりのスルーパスに抜け出した9番FW篠畑純也がGKをかわしゴールに流し込み阪南大高が先制する。追いつきたい金光大阪は33分、右サイドからの2番DF峯総一郎のロングスローを中で3番DF半田勘多朗が頭で反らし、11番FW林智史がオバーヘッドで狙うもボールはバーの上に外れる。そのまま1-0阪南大高1点リードで前半を折り返す。
ハーフタイムに阪南大高は28番FW大川立樹を下げて16番MF田井光を投入。田井が右サイドに入り10番MF窪田伊吹が右から左サイドにポジションを移す。するとこの交代がすぐに得点に繋がる。42分、阪南大高は左サイドから窪田が縦に突破し中に低いクロスを供給すると、右から田井が中央に走り込み左足の面で合わせゴール。更に46分、阪南大高は篠畑が前線で身体を張ってボールを収めDFの裏に浮き球を通すと2列目から7番MF中村陽紀が抜け出しGKとの1対1を制しゴール。阪南大高が3-0と試合を決定付ける。49分、金光大阪は左からのロングスローが競り合いでこぼれたところを5番DF河野綾介が振りぬく。ボールはDFに当たりループ気味にGKの上を抜けゴールに吸い込まれ金光大阪が1点を返す。しかし阪南大高は67分に4番DF北村隼が、74分に3番DF西田祐悟がそれぞれCKから頭で追加点を挙げ5-1で金光大阪に勝利した。
(文・写真=会田健司)
▽第98回全国高校サッカー選手権大阪予選
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