最初のチャンスは都立国際。9分、左サイドから右サイドへと展開すると山田和輝のスルーパスから與座範太志が抜け出しゴールを狙うもシュートはミートせず。対する大森学園も10分の宮當俊一の直接FK、12分、左CKからFW金子拓哉のヘディングシュートなどセットプレーからゴールを狙っていくものの決めきれず、両チーム無得点のまま試合は進む。
互いにチャンスを作り出して迎えた14分、ようやく試合の均衡を破ったのは大森学園。右サイド、センターライン付近で得たFKから宮當がゴール前にロングボールを送ると、これが都立国際DFのオウンゴールを誘い思わぬ形で先制点。このゴールがきっかけとなり、その後大森学園が大量点を奪ったことを考えると、都立国際にとっては悔やまれる失点となってしまった。
先制後、繰り出される大森学園怒涛の攻撃。ストロングポイントは右サイド、キャプテンマークを巻く宮當を中心に攻め込んでいくと、23分その右サイドから宮東のクロスをゴール前、金子拓哉が決めて追加点。さらには27分、ゴール前でキープした金子拓哉の落としから麻尾優希が右足を振りぬき3点目。29分には再び金子拓哉が決めて一気に畳み掛けた。
力強い仲間の応援にも背中を押される形で攻勢を強めた大森学園。4ゴールを奪い、後半戦にもその攻撃力に期待が持てる内容で前半の戦いを終えた。