3分、右サイドクロスから流れたところ、ファーサイドで拾った8番がカットインからシュートを放つがこれはGKキャッチ。さらに5分には11番のスルーパスから8番が抜け出しゴールを狙うが枠を捕えきれない。
先制とはならないものの、冴えた左サイドからの攻撃。簡単にボールを失わない丁寧なパス回しを徹底しながら、ストロングポイントの左サイドを攻めた都立国分寺。7番、13番が多くボールに絡み好機を作り出した。
一方、開始20分を過ぎてもシュートは未だ0本。積極的な都立国分寺の攻撃に対して受け身に回った4-4-2の布陣を敷く大東大一は立ち上がりから苦戦を強いられた。それでも22分、CKから5番が頭で合わせファーストシュートを放ち、少しずつ息を吹き返すと、ここまで都立荒川西を7対0、都立久留米西を2対1で破ってきた大東大一の速攻が炸裂。27分、左サイドを抜け出しシュートのこぼれ球を13番が押し込みネットを揺らす。序盤から圧倒的に劣勢だった大東大一が先制点を奪う展開に。
主導権を握りながら、なかなかゴールが奪えず逆に失点を許した都立国分寺。それでもすぐさま反撃開始し、同点に追いついた。29分、右サイドから攻め込むと、ボールはゴール前ほぼ真正面で待っていた7番の下へ。ペナルティアーク付近、右足から放たれた華麗なシュートがゴールに吸い込まれ、失点からわずか2分後、都立国分寺が試合を振り出しに戻す。