第94回全国高校サッカー選手権東京二次予選は13日、各会場で1回戦が開催され、清瀬内山公園サッカー場にて、法政大高と創価の一戦が行われた。
開始直後から、試合は動く。1分、ハーフラインを少し過ぎたところでボールを受けた、創価FW望月響（2年）がロングシュート。これがGKの頭を超え、ゴールネットに吸い込まれた。相手GKの位置をしっかりと見極めた2年生FWがチームに勢いを与える、見事な先制点を挙げる。
さらに 開始直後の失点により、浮足立つ法政大高の隙を創価がさらに突く。4分、創価FW飯島佳祐（3年）が左サイドを深く突破し、クロスを上げると、これをFW秋山光一（3年）が頭で合わせて追加点。2-0とリードを広げる。
序盤に2失点したものの、徐々に地に足がつき始めた前半17分、法政大高は相手ゴール前の混戦からMF大隅礼央（3年）が押し込み1点を返し、創価に傾きかけた試合の流れを断ち切る。その後は一進一退の攻防が続き、両チームともに無得点のまま前半を終える。
後半、最初にチャンスを作ったのは法政大高。後半4分、交代で入ったMF浅野孝太（1年）がスピードあるドリブルでの仕掛けからクロスを挙げ、ゴールネットを揺らすがこれは惜しくもオフサイドの判定。
一方、序盤のピンチを乗り切った創価は、後半19分、FW望月響（2年）とのワンツーから抜け出したFW茂貫智文（3年）がシュートを放つも、惜しくもバーの上。これで勢いに乗った創価は直後から猛攻を仕掛ける。
後半20分、ゴール前に放り込まれたボールをFW秋山光一（3年）が打点の高いヘディングでゴールに叩き込み、待望の追加点を挙げ、3-1とリードを広げると、36分にはFW土谷竜也（3年）、終了間際にはFW茂貫智文（3年）がそれぞれ追加点を挙げ、終わってみれば5-1の快勝。
（文 光森圭佑）
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