一方、王者の猛攻に立ち向かうは、無失点で勝ち上がった1次予選の勢いそのままに、先週の2次予選1回戦では法政大高を一蹴した創価。ジャイアントキリングを狙うこの試合に5バックを採用。DF土谷竜也、DF田坂勇人らを中心に、DF5人+MF5人の2層ブロックを築き上げ守備に徹した。GK宮本泰誠もゴールマウスを死守。次々と襲い掛かるシュートをことごとく弾き出す守護神の存在感は際立った。
攻め続ける関東一。
24分、MF道願翼のミドルシュートはわずかに逸れる。32分、左サイドを駆け上がったDF大里将也のクロスにFW高橋快斗がヘッド。さらに37分にもFW岡崎仁太朗のラストパスからFW高橋快斗が狙うもゴールが遠い。中央に堅固なブロックを形成する創価の粘りに加え、目立ったのは生命線であるパスの微妙なズレ。試合勘の鈍りも相まって関東一の大会初戦は難しい展開で推移した。
0対0で鳴り響いた前半終了を告げるホイッスルに沸く創価ベンチ。勝負は後半へと持ち越される。