10月4日、第93回全国高校サッカー選手権大会東京都大会二次予選東京実業VS都立三鷹中等教育学校の一戦が駒沢第二球技場で行われた。

 前年、西が丘の舞台まで上り詰めた東京実業。二年連続、西が丘の舞台へと進出するための大事な一戦となる。

 対する都立三鷹中等教育学校は、得意のショートカウンターで好機を見出したい。

 前半13分、最初に決定機を作ったのは東京実業。小玉塁からのスルーパスに栗田マークが抜け出し、GKと1対1になるが、都立三鷹のGK武田啓介のスーパーセーブにより、ここは得点を許さない。

 その後は一進一退の攻防が続き、両チーム共に決定打を欠いていたが、前半33分、するどいスルーパスに反応した都立三鷹中等教育学校の長島がGKとの1対1を落ち着いて決め、最初のビッグチャンスを確実にモノにした都立三鷹中等教育学校が先制する。

 先制を許した東京実業だが、野口優人のロングスローで好機を見い出そうとするも、得点には繋がらない。前半終了間際、前田航大のおとしたボールを宮田剛がシュートを放つも、ボールはクロスバーの上を通り過ぎ、ゴールにはならず。

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