青森山田が圧巻の3試合連続2桁得点!FW名須川・FW渡邊・MF松木はハット競演!

この日5得点の青森山田FW名須川真光

 6月5日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選の準々決勝が行われ、青森工に19-0、田名部に11-0と、2試合連続2桁得点で勝ち上がってきた“絶対王者”青森山田が、東奥義塾向陵を撃破し勝ち上がってきた弘前実と対戦した。

 青森山田はGK1沼田晃季(3年)、DF2大戸太陽(3年)、DF3多久島良紀(2年)、DF4三輪椋平(3年)、DF5丸山大和(3年)、MF6宇野禅斗(3年)、FW9名須川真光(3年)、MF10松木玖生(3年)、MF11藤森颯太(3年)、MF16田澤夢積(3年)、FW17渡邊星来(3年)というスターティングメンバー。「プレミアEASTの清水エスパルスユース戦以来の実戦ということや、芝での試合を試しておきたかった」という黒田剛監督の意向もあり、この日はAチームで臨む。対する弘前実はGK1高橋伯(3年)、DF2齋藤想生(3年)、DF3佐藤瑠唯(3年)、DF4宇野一郎(3年)、DF5白川椋(3年)、MF6石田悠真(3年)、MF7中村恭太(3年)、MF10木村貴敬(3年)、DF16山崎寛登(3年)、MF22松野青(3年)がスターティングメンバーに起用された。

 試合は立ち上がりから青森山田がエンジン全開。開始早々の前半2分にMF松木が放ったシュートのこぼれ球をFW名須川が蹴り込み先制ゴールを決めると、直後の前半3分にはMF松木からのクロスにDF多久島がヘッドで合わせ2点目を奪う。さらに前半7分、14分にFW名須川が連続ゴールを挙げ、名須川はこの時点でハットトリックを達成、リードを4点と広げる。

 その後も青森山田は攻撃の手を緩めることなく、MF松木、FW名須川、FW渡邊が次々とゴールを奪い、前半を9-0とリードして終える。

この日4得点の青森山田MF松木玖生

 後半に入っても、青森山田の怒涛の攻撃は止まらない。立ち上がりの後半1分にMF11藤森がネットを揺らし、3試合連続2桁得点を達成すると、後半16分には、FW渡邊からのパスを受けたMF松木がゴールを奪い、松木もハットトリックを記録する。

 一矢報いたい弘前実も必死に反撃。MF木村らを中心に攻め、セットプレーのチャンスを掴むがゴールには至らない。

 青森山田は、FW渡邊も前半20分のゴールをはじめ、後半22分、28分、34分にゴールを決めて3人がハットトリックをメイクするゴールラッシュ。後半アディショナルタイムにはMF松木がトドメとばかりにネットを揺らし、16-0と大勝。

 勝利した青森山田は決勝進出をかけて、あす6日に八戸工大一と対戦する。

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選