先制点を奪われるも慌てなかった東京都市大塩尻が野沢北に完勝!

東京都市大塩尻 vs 野沢北

 5月30日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選の2回戦が行われ、令和2年度長野新人戦を制した東京都市大塩尻と、インターハイ長野予選1回戦で駒ヶ根工に3-0と勝利した野沢北がベスト8をかけ対戦した。

 試合は野沢北のキックオフでスタートすると、開始4分、まず野沢北がチャンスを作る。東京都市大塩尻のパスミスから、一気にカウンターを仕掛け、野沢北FWの9番玉置陽翔が背後へ抜け出し、そのまま左足でゴール右隅に流しこみ先制点をあげる。

【フォトギャラリー】東京都市大塩尻 vs 野沢北

 東京都市大塩尻は先制点を奪われるも、小松監督が「先制されたが、慌てず、落ち着いて試合ができた」と話した通り、失点から3分後にキャプテン2番北野大和のロングスローから、3番川原拓真がこぼれたボールを押し込み、すぐさま同点に追い付く。

 その後は東京都市大塩尻がボランチの7番宮坂奏汰を中心にボールを支配し野沢北を押し込むと、前半20、22分に10番中嶋総太郎がPKを含む連続で2ゴールをあげ前半を3-1で折り返す。

 後半に入っても攻撃の手を緩めない東京都市大塩尻は後半5分、14番村松空清の左からのクロスを23番高橋圭太がヘディングで合わせ4点目を奪取。後半14分には9番高井伸之輔の右からのクロスを10番中嶋総太郎がへディングでこの日自身3得点目となるゴールを流し込み5-1。後半22、30分にも20番生田和也と9番高井伸之輔がゴールをあげ、終わってみれば7-1と完勝した。

東京都市大塩尻 vs 野沢北

 勝利を収めた東京都市大塩尻の小松監督はインハイ出場に向けて「1試合1試合ひたむきに、泥臭く、きちんとやるべく事をやっていく。目の前の試合を全力でやるだけ。そして最後振り返った時に、県代表になれれば良いと思っています」とコメント。ハットトリックの活躍を見せたFWの中嶋総太郎は「先制点を取られたが、落ち着いてプレーできて、自分も点を取って勝利できて良かったです」と話し、インターハイに向けては「全国の強豪と試合をして、かつ自分が点を取って勝てるように、出場権獲得に向けて頑張ります」と意気込んだ。

 準々決勝に進出した東京都市大塩尻はベスト4をかけて、6月1日に屋代と対戦する。

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選