試合風景

吉野巧人(帝京三)が打点の高いヘディングシュートを決める

ダイナミックな攻撃力!帝京三が快勝!

 19日、プリンスリーグ関東参入戦が開幕。この日は1回戦2試合が駒沢第2球技場で行われた。第1試合は帝京第三桐生第一の対戦。

 試合が動いたのは14分、カウンターからサイドを崩し展開、最後は小山駿の折り返しを谷戸捺希が決め、帝京第三が先制点を奪う。
勢いに乗る帝京第三はさらに25分、左CKから吉野巧人がヘディングで叩き込み、2対0とリードを広げる。
一方の桐生第一も強力な突破力を見せ決定機は作り出すものの、ゴールラインを割ることができない。このまま帝京第三が2点のリードで前半を折り返す。

 後半に入り54分、桐生第一はカウンターから井上翔太が中央に走り込み、ゴール左隅へとボールを流し込み1点差に詰め寄る。
これが反撃の狼煙とばかりに攻勢を強める桐生第一。59分には同点ゴールかと思われたが惜しくもオフサイド、と、じわじわとゴールに詰め寄っていく。しかし、67分にGKへのバックパス対応時にミスが出て、帝京第三にPKを与えてしまい、これを決められ3対1と再び2点差。さらに80分にもPKを与えてしまい、4対1と突き放される。

 結局試合はこのまま終了。桐生第一はいい流れを自分達から手放してしまった形となっただけに悔しい敗退となった。
攻守にダイナミックさを見せた帝京第三は試合後「チームとして前向きになれている」と相良和弘監督が振り返るように23日の決勝戦、そしてもうすぐ始まる選手権大会に向け手応えを感じているようだ。

(文・写真 編集部)