夏のインターハイ王者、最後まで走り続け昌平を圧倒!大一番を制す

大一番を制したのは夏のインターハイ王者

 優勝候補同士の一戦を見ようと浦和駒場スタジアムに詰めかけた観衆は15,372人。キックオフ前から長蛇の列ができ、試合が始まっても整理が追い付かずにスタンドにファンが入り続けるほどの注目を集めた。その中で大一番を制したのは夏のインターハイ王者だ。

 1月2日、全国高等学校サッカー選手権大会の3回戦が各地で行われ、前橋育英は昌平と対戦。開始早々に先制される展開となったが、鮮やかな逆転勝利で2大会連続の8強入りを決めた。

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 試合前から大きな注目を集めるなか、前橋育英は先手を取られてしまう。開始3分、昌平のMF土谷飛雅(2年)が前方にボールを送ると、FW上野旭陽(3年)が持ち前のスピードを生かしてGKとDFの間で走り込む。前橋育英のGK雨野颯真(2年)がPAを飛び出して前に出たものの、味方DFを接触してしまう。このこぼれ球をMF荒井悠汰(3年/FC東京入団内定)に拾われ、無人のゴールにシュートを決められた。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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