T1昇格を争う2チームが駒沢第2球技場に登場。6日、T2リーグ第14節、大成都立東久留米総合の一戦が行われた。12試合を終え7勝5敗、勝ち点21を獲得し3位に付ける大成は昇格に向けて上位チームとの大事な試合が続く。第15節では現在4位、駿台学園、第16節では首位を走る多摩大目黒と対戦が予定されている中で今節の勝利で波に乗りたいところ。その大成を待ち構えるは12試合消化し、9勝3分けで勝ち点30、無敗をキープする2位都立東久留米総合。首位多摩大目黒との勝ち点差は僅かに1。優勝へ向け落とせない試合に臨んだ。

 両チーム4-4-2の布陣でコンパクトな陣形を保った立ち上がり、攻撃の形を作ったのは都立東久留米総合。前回対戦時に4対2で勝っている相手に積極的な攻めを仕掛けた。11分、右MF19番・永井恒輝のクロスに10番・大畑和樹がゴール前フリーで飛び込むが合わせきれず。両サイドからの攻撃を生命線に攻め込む都立東久留米総合。クロスから度々チャンスを作った。

 押し込む時間帯が続いた16分には先制ゴール。相手のクリアボールを高い位置で拾うと、スルーパスに反応したFW2番・今村優太がオフサイドぎりぎりのタイミングで抜け出し、冷静に流し込んだ。

 落ち着かない中で早々と先制点を奪われた大成は、徐々に中盤が間延びしていく。いつ追加点を奪われてもおかしくない状況であったが思わぬ形で同点に追いついた。21分、都立東久留米総合GKがクリアしたボールが味方DFに当たりそのままゴールに吸い込まれる。まさかのオウンゴールで同点。大成が試合を振り出しに戻した。

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