昌平 vs 尚志(写真=河野正)

 前半28分ボランチの藤川壮史(3年)の強烈なシュートは、相手GK佐々木智太郎の好守に防御されたが、藤川は2度目の絶好機を逃さなかった。37分、守備ラインの裏を突いてパスを預かると、今度はGKが触れることのできない右隅に精度の高い一撃を蹴り込んで同点とした。

 尚志はこの後も40分に髙瀬、42分に主将の左SB白石蓮(3年)、43分にMF濵田昴希(3年)、44分には藤川とFW網代陽勇(3年)がすべて決定的なシュートを放ったが、DFにブロックされたりGKのビッグセーブに遭って勝ち越し点を奪えず、前半を1-1で折り返した。

 尚志には願ってもない得点、昌平には悔いの残る失点が後半5分という早い時間帯に訪れた。髙瀬が右サイドから豪胆に攻め上がり、速くて鋭いクロスを供給すると網代が右足ダイレクトで合わせ、決勝点をものにした。

 

 この後は一進一退の攻防を繰り広げ、両チームとも1度ずつしか大きな得点チャンスはなかった。昌平は43分に交代出場したMF山口豪太(1年)が、尚志は44分の右SB冨岡和真(3年)が放ったシュートだけだった。

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