中央突破から2点目を決めた静学のナンバー10MF高田優(写真=会田健司)

 後半に入っても主導権を握った静岡学園。67分にはサイドチェンジから左サイドを崩すと、ゴール前への折り返しに走り込んだ途中出場MF26大平青空が合わせて3点目。

 これで後がなくなった履正社は途中出場のMF10倉田竜雅と左サイドに移った宇都宮のコンビで反撃を試みるも、クロスが中と合わないことが多くフィニッシュまで持ち込めない。

 結局スコアはこのまま動かず、静岡学園が3-0で快勝。今季6勝目を飾り首位をがっちりキープした。

 サイドは志賀と岡元がシンプルにクロスを上げ神田がタイミングよく呼応し、中央はインサイドハーフの高田と福地が相手のアンカーの脇のスペースを上手く使いながら崩す。攻撃が面白いように機能した静岡学園の放ったシュートは17本を数えた。守ってもDF20大村海心とDF24水野朔を中心としたDF陣が相手のFWにほとんど仕事をさせず。攻守共に充実した内容をみせた静岡学園の完勝と言える内容となった。

 (文・写真=会田健司)

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